サーバー 開発

ESXi5.5インストール

2014年3月27日

VMware社の仮想化OS(ハイパーバイザー)であるvSphereをインストールしました。

有償版では個人だと手が出せないのと無償版でも十分に使うことができるため無償版(ESXi)を選択しました。

システム要件(ESXi)

仮想化OSということもあり、最低スペックは高めです(特にメモリ)。

  • CPU
    • 64 ビットのx86
    • 2コア以上
    • 命令:LAHF、SAH
    • NX/XDビットを有効
  • メモリ
    • 4GBの物理RAM (8GB以上推奨)
  • NIC
    • 1つ以上のギガビットまたは10GBイーサネットコントローラ
  • ストレージ
    • 最低1GB(ローカルディスクから起動する場合は5.2GB)

CPUは最近のものなら特に問題ないと思います。

ゲストで64bitOSを立ち上げる場合Intel VT-xまたはAMD RVIを有効にする必要があります。

メモリについては最低4GBと高めです。

一般的な本番環境で仮想マシンを実行する場合は最低8GB以上必要だそうです。

NIC(LANカード)は5.5からRealtec(通称カニ)製品のNICはサポート外になっています。

Realtec製品を使う場合はインストール後に個人でドライバを挿入するか、ESXi5.1に落とすかになります。

Intel製品のNICだと安いもので3000円くらいで売られているので、それを購入したほうが早いです。

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Gigabit CT Desktop AdapterはESXi5.5に対応しています。

ESXi_55_01

自分のNICはサポート対象かどうか確認したい場合は

ここで調べたらサポートしているかどうか判断できると思います。

ダウンロード&インストール

ESXiとvSphere Clientのダウンロード

こちらからVMwareにアクセスします。

vmware_site01

ユーザー登録しないとダウンロードできないため、登録していない方はアカウントの作成より新規作成してください。

vmware_site02

ログインしたら「ライセンスとダウンロード」タブを選択

ESXi 5.5 Update 1 ISO image (Includes VMware Tools)とVMware vSphere Client 5.5 Update 1をダウンロードします。

vSphere Clientが既にある場合は不要です。

ライセンスは後で使用するのでメモ必須です。

インストール

インストールはシステム要件に満たしておけば簡単です。

ダウンロードしたisoファイル(VMware-VMvisor-Installer-5.5.0.update01-1623387.x86_64.iso)をCD等に焼いてインストール処理を行います。

今回はVMware Playerで動かしてみます。

esxi5.5_01

ESXi5.5.0-……に選択状態になっているのでそのままEnterを押します。

esxi5.5_02

インストール処理が走ります。

esxi5.5_03

Enterを押します。

esxi5.5_04

エンドユーザーライセンスについで記載されています。

↑↓でスクロールし、読み終わったらF11を押します。

esxi5.5_05

記録ディスク(HDDやSSD)の検索を行います。

esxi5.5_06

インストールするディスクを選択します。今回は一つしかないのでそのままEnter

esxi5.5_07

キーボードを選択します。

↑↓でJapaneseを選択してEnter

esxi5.5_08

パスワードを入力します。

Tabキーを押すとConfirm passwordの入力に切り替えます。

esxi5.5_09

しばらく待ちます。

esxi5.5_10

パーティション切りなおしますのでF11押してインストールします。

esxi5.5_11

インストール中・・・

esxi5.5_12

インストール完了。Enterで再起動します。

esxi5.5_13

再起動中・・・

esxi5.5_14

再起動完了

これでESXi側のインストールは終了です。

IPアドレスの変更

インストール後はIPアドレスはDHCPによる自動取得になっているのでIPアドレス固定します。

F2ボタンを押してログインします。

esxi5.5_15

LoginNameはrootのままでOK

パスワードはサーバーインストール時に入力したパスワードを入力してEnter

esxi5.5_16

↑↓でConfigure Management Networkを選択し、Enter

esxi5.5_17

IP Congfigurationを選択し、Enter

esxi5.5_18

Use dynamic IP address and network configurationが動的IPの設定になります。

Use static IP address and network configurationが静的IPの設定になります。

IPアドレス固定にしたいのでstaticを選択し、IPアドレスを変更します。

↑↓でUse static IP address and network configurationにカーソルを合わせてスペースで選択

そして↑↓でIP Address、Subnet Mask、Default Gatewayを設定します。

設定が終ればEnterで決定

esxi5.5_17

設定された情報が正しければESCで保存

esxi5.5_19

IPアドレス変えたのでYを押してネットワークの再起動をします。

esxi5.5_16

IPアドレスが変更されていることを確認しESC

esxi5.5_14

IPアドレスの設定は終了です。

vSphere Clientのインストール

ゲストOSの作成・起動やホストOS設定がGUIでできるようにvSphere Clientをインストールします。

ダウンロードしたVMware-viclient-all-5.5.0-1618071.exeをダブルクリックで起動します。

vsphere_client_01

日本語を選択してOK

vsphere_client_02

次へ

vsphere_client_03

エンドユーザーの規約を読んで同意しますを選択して次へ

vsphere_client_04

インストール先を選んで次へ

vsphere_client_05

インストール

インストールボタン押すと強制終了したかのように画面が消え慌てましたがインストール作業は裏できちんと行っていました。

vsphere_client_06

インストール完了

vSphere Clientの起動

vsphere_client_07

↑のアイコンがデスクトップに現れますのでそれをダブルクリックするとログイン画面が出てきます。

vsphere_client_08

サーバーのIP、ユーザー名、パスワードを入力します。

IPアドレスはサーバーで出てる画面のIPアドレス

esxi5.5_14

↑赤四角でかこってあるIPアドレスを打ち込みます。

ユーザー名はroot

パスワードはサーバーインストール時に入力したパスワードを打ち込みます。

vsphere_client_09

ログイン成功すると↑のような画面が出ます。

ライセンスキーの登録

今のままだと60日後にESXiが使用できなくなるので、無償ライセンスを登録します。

vsphere_client_10

「構成」タブ⇒「ライセンス機能」の順にクリック

vsphere_client_11

「編集」をクリック

vsphere_client_12

「このホストに新規のライセンスキーを割り当てる」を選択し「キーを入力」をクリック

vsphere_client_13

キーはESXiやvSphere ClientをダウンロードするWEB画面に出ていたライセンスキーを入力します。

vsphere_client_14

キーの入力すると容量や使用可能のCPU、有効期限の情報が表示されます。

ここを確認しOKを押します。

vsphere_client_15

これで無期限にESXiが使えるようになりました。

雑感

今回はESXiのダウンロードからライセンス登録まで記述いたしました。

次はESXiの設定、ゲストの作成をしていきたいと思います。

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