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Win8.1からWin7へリモートデスクトップ(RDP8.1)で繋げる方法

2014年4月5日

会社のPCが新しくなり、OSがWin8.1になりました。

家でも多少Win8.1は使用しているので問題ないのですが、もともと使っていたWin7やVista、XPにリモートデスクトップで繋げるとネットワークが悪いのか!っていわんばかりに反応が遅かったです。 なので調べてみるとWin7以下にRDP8をインストールすれば遅延は解決するようです。 レスポンスが悪い原因はウイルスバスターが原因でした。アンインストールすればサクサク動きましたのでWin7をRDP8.1で繋げる方法に変更します。

※何故か一部環境にてrdpudd.dllが原因によるブルースクリーンが発生します。ブルースクリーンが発生した場合、RDP8の設定をやめた方がいいです。

 

設定方法

Windows Update

コントロール パネル⇒システムとセキュリティ⇒Windows Updateにアクセスし、オプション選択インストールでKB2574819KB2592687をインストールします。 windows Update option Win8.1からWin7以下にリモートデスクトップする場合はKB2830477もあわせてインストールしたほうがよいと思います。
  • KB2574819
    • RDP8でUDPを利用する際に必要なプログラム
  • KB2592687
    • RDP8をインストールするプログラム
  • KB2830477
    • RDP8.1をインストールするプログラム
Windows Update インストール完了すれば再起動の指示が出るので再起動します。  

リモート デスクトップ設定変更

再起動後キーボードでwindows logo を押しながらRを押してファイル名を指定して実行を表示させ【gpedit.msc】を入力しOKを押します。 Run Local Group Policy Editor1   コンピュータの構成
⇒管理用テンプレート
 ⇒Windowsコンポーネント
  ⇒リモートデスクトップサービス
   ⇒リモートデスクトップ セッションホスト
    ⇒リモート セッション環境
の順にフォルダを入っていき 【リモートデスクトップ プロトコル8.0を有効にする】を選択します。 【リモートデスクトップ プロトコル8.0を有効にする】が見当たらない場合はWindows Updateにてインストールできていない可能性が高いです。 Local Group Policy Editor2   未選択から有効に変更して適応します。 remote desktop protocol 8 enable   UDP機能も使用するので ⇒管理用テンプレート
 ⇒Windowsコンポーネント
  ⇒リモートデスクトップサービス
   ⇒リモートデスクトップ セッションホスト
    ⇒接続 内の【RDPトランスポートプロトコルの選択】を選択します。 Local Group Policy Editor3   未構成⇒有効にしトランスポートの種類の選択を【UDPとTCPの両方を使用】に変更します。 RDP transport protocol select   RDP8になるとホスト⇔クライアントのファイルコピーができなくなりなっています。 ファイルコピーをしたい場合は以下も合わせて許可します。 ⇒管理用テンプレート
 ⇒Windowsコンポーネント
  ⇒リモートデスクトップサービス
   ⇒リモートデスクトップ セッションホスト
    ⇒デバイスとリソースのリダイレクト 内の【クリップボードのリダイレクトを許可しない】を選択します。 Local Group Policy Editor4   未構成から無効に変更し適応します。 click board redirect disable   再起動します。  

リモートデスクトップの設定

RDP8からはユーザーを登録したもののみリモートデスクトップにつながる仕様になっているので以前までリモート繋げていた人も再度設定を見直すことをお勧めします。 スタート→マイコンピュータを右クリックしてプロパティをクリックします。 start menu   リモート設定を選びます。 system   【ネットワークレベル認証でリモート デスクトップを実行しているコンピュータからのみ接続を許可する(セキュリティのレベルは高くなります)】を選択します。 (XPからもリモートデスクトップで接続する場合は【リモート デスクトップを実行しているコンピュータからの接続を許可する(セキュリティのレベルは低くなります)を選択します。 選択後ユーザーの選択を選びます。 system property   追加を押します。 remote desktop user   【選択するオブジェクト名を入力してください】の欄にユーザ名を入力し、名前の確認を押します。 コンピュータ名¥ユーザー名に表示が変わればOKを押します。 user select  

リモートデスクトップ実行

長い設定お疲れ様でした! これで接続元からリモートデスクトップで上記設定したパソコンにアクセスします。 remote desktop 左側に携帯のアンテナみたいなのが表示されていればRDP8以上で接続ができています!  

問題

Win8 64bit⇒Win7 32bitにリモートデスクトップを行うとWin7側でrdpudd.dllエラーによるブルースクリーンが発生しました。 Win7 64bit⇒Win7 32bitも同様に32bit側でRDP8の設定をするとブルースクリーン発生。 Win8 64bit⇒Win7 64bitは問題なし……。 64bit⇒32bitでなんか不具合あるのかな。 ブルースクリーンが発生するとリモートではどうにもならないので、不安な人はRDP8を設定するのはやめたほうがいいと思います。
Win8からホストOS(Win7、Vista、XP等)全てにRDP8の設定するのは大変なので、RDP8に設定したWin7を1台を用意して
Win8⇒Win7⇒接続したいPCで1台かましたほうが楽かもです。
(この方法だとWin8⇒Win7(64bit・RDP8)⇒Win7(32bit・RDP7)でもさくさく動き、ブルースクリーンは発生しませんでした。) rdpudd.dllが問題だとしたらMicrosoftさん直してほしいですね……Win8でもWin7以下での接続でも遅延なくしてほしいです
2014年4月7日追記 WindowsUpdateにてKB2923545をインストールしたらブルースクリーンは発生しなくなりました。とりあえず様子見。
リモートデスクトップのレスポンスが悪い原因はウイルスバスターが原因でした!…… 社内ではウイルスバスター コーポレートエディションを使っていたのですが、バージョンがwindows8.1に対応していなかた模様… Windows8.1に対応バージョン(コーポレートエディション10.6 SP3 Patch1)にあげると今までレスポンスが悪かったリモートデスクトップが早くなりました。  

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