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2014年11月1日にTカードの規約が変更されます

2014年8月31日

Tポイントの規約が変更されます

TSUTAYAをはじめファミリーマート・カメラノキタムラ・ガスト等で提携されているTポイントですが、2014年11月1日よりT会員の規約が変更されるようです。 以下メール抜粋 カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下、CCC)は、個人情報の取り扱いの透明性をより高め、お客さまに嬉しい・楽しい・便利を感じていただけるサービスのこれまで以上の向上を目指し、2014年11月1日にT会員規約を改訂するとともに、お客さまの個人情報の取り扱い方法を「共同利用」から「第三者提供」へ変更することを事前にお知らせいたします。 なお、お客さまの個人情報はこれまで通りCCCが大切に管理し、T会員規約に記載するCCCグループ会社および「提携先」*以外の一般企業などへは、一切提供することはありませんので、どうぞご安心ください。 *「提携先」とは、TSUTAYAレンタルやTポイントプログラムなどのT会員向けサービスを提供する企業です。 重要な変更ですので、皆さまには、今後の個人情報の取り扱いの詳細と、2014年11月1日改訂版のT会員規約を十分お読みいただいたうえで、引き続きサービスをご利用くださいますよう、お願い申し上げます。

どう変わるの?

上記メールでは改訂後の規約PDFのみですが、改定前後を比較できるPDFがありましたので簡単に抜粋していきます。

サービス拡大

第1条1.追記 1.T会員(以下「会員」といいます)とは、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下「当社」といいます)が選定する各種サービス(以下「T会員向けサービス」といい、TSUTAYA店舗、ポイントプログラム参加企業等T会員向けサービスを提供する企業を「提携先」といいます)を受けるために、本規約に同意の上、当社が定める所定の手続きにより会員登録を申し込み、当社が承諾した個人をいいます。 Tカード提示だけで利用できるサービスを強化するために表記方法を変更したようです。

損害賠償追加

第2条2.(6)追加 (6)Tカードを紛失・盗難された場合は、速やかに末尾記載のTカードサポートセンターまでお申し出ください。また、Tカード番号を登録することで、携帯端末をTカードとして利用している会員が、当該携帯端末(以下「Tカード登録携帯端末」といいます)を紛失・盗難された場合も同様です。適時に紛失・盗難のお申し出がなく、当社およびサービス提供者が損害を被った場合、その被害額をご負担いただきます。お申し出後、利用停止が反映されるまでにTカードが盗用された場合も、会員のご負担および責任となります。第三者の使用により当該会員が被害を被った場合、当社は一切責任を負わないものとします。提携クレジットカードの場合は、会員ご自身で当該提携クレジットカードを発行したクレジットカード会社にも速やかにお申し出ください。 紛失・盗難したものをそのまま放置し第三者に不正利用された場合に何かしらくるってことなのでしょうか。

紐づけID変更可能

第2条3.(4)追記 (4)一度紐付け登録した指定IDと有効なTカード番号を切り離すことはできません。但し、Tサイト上の「登録情報ページ」において、一度指定IDに紐付け登録したTカード番号を、別の有効なTカード番号に変更することができます。 YAHOO!のIDとTカードを連携すると解除することができなかった(問い合わせが必要)だったのが新しいTカードに変更する際は簡単にできるようになるってことでしょうか。
FAQも7月11日に更新されています(詳細はこちら)。 私の場合、出前館をたまに利用することがあり、Tカードを連携していますが、Tカードの変更する方法が見つからなかったと思いますがそれが簡単にできるようになるってことでしょうか。

個人情報提供拡大

第4条1.にて追記 当社は、会員に関する情報をプライバシー保護の観点から広く「個人情報」として位置づけ、当社の定める個人情報保護方針に従い、適切に管理・保管いたします。 当社では、会員の個人情報を、特定の個人を識別することができない状態に加工し、且つ、特定の個人を識別することができる他の情報と容易に照合することができないようにすることにより、個人情報にはあたらないデータとして、当社の連結対象会社もしくは持分法適用会社、または提携先等の第三者に提供することがあります。また、当社内で分析する場合や、本条第5項に基づき、第三者に対して個人情報を提供する場合には、分析または提供する個人情報の内容を、本条第3項に記載する利用目的の達成に必要な範囲といたします。会員は、当社に対して、本条第5項(4)に記載する手続きに従って、個人情報の提供を停止することを求めることができます。 今回の改訂にて大きいとこですね。 前も個人情報をマスキングして第三者に提供していたのですが、11月より個人情報そのものを当社と当社のグループ会社及びポイントプログラム参加企業の枠を超えて第三者にも提供するそうです。 Tsite20141101_1
個人情報の取り扱い(第三者提供の流れ)(こちらより抜粋) Tカード提携先にも個人情報知られるのが嫌だった人はさらに追い打ちをかけられそうですね。(その人はTカード持ってないと思いますが……) また、T会員の解説サイトには以下の記述があります。
  • T会員の氏名、住所、電話番号、メールアドレスを含めた一切の情報を、いわゆる名簿屋に対して提供することはありませんのでご安心ください。また、T会員向けサービス推進に必要となる場合には、個別に利用規約等を設置し、その取り扱いの範囲を明記し、目的の達成に必要な、最小限の範囲で提携先に提供します。
  • 当社から提供した個人情報を、提携先がさらに第三者に提供することがないよう、契約での取り決めなどを厳格に行います。
ベネッセの個人情報漏えいに踏まえて記述でしょうか。 個人情報の提供が嫌な場合は11月1日(土)よりTサイトにて手続きができるそうです。
但し、サービスごとに解除しないといけない上に解除ができないサービスもあるそうです。(第4条5.(4)より)

個人情報取得拡大

第4条2.にて追加または変更 当社が取得および保有する会員の個人情報は、以下各号の通りです。
  • (2) アンケート等により、会員として提供された事項
  • (5) ポイントの付与・使用等に関する情報や電子マネーのチャージ・ご利用に関する情報 等、T会員向けサービスの提供に必要な情報
  • (6) クレジットカード番号
  • (15) その他個人情報保護法を遵守した上で、当社が適切に取得する個人情報
(2)と(15)が追加、(5)と(6)が変更されています。 (5)は今までポイント使用・利用だけだったのが電子マネーの利用有無まで拡大なのと「T会員向けサービスの提供に必要な情報」とよくわからない情報の追加
(6)のクレジットカードについてはCCCがクレジットカードの情報は取得しないという項目が削除されています。 個人情報として取得するものが拡大されていますので注意ですね。。

利用目的の拡大

第4条3.にて追加または変更
  • (6)本条第5項に記載する条件に従った、同項(1)に定める提供先への情報提供
  • (7)その他上記各利用目的に準ずるか、これらに密接に関連する目的のため
(6)は提携先に提供する条件が追加、(7)は会員失効後も個人情報を利用するという追記文が削除されています。

共同利用

第4条6.追加 6.当社は、以下に記載する各共同利用者が発行する当社との提携カードの登録を受けた会員の個人情報を、当該共同利用者との間で共同して利用いたします。共同利用する旨、共同して利用される個人情報の項目、共同利用者の利用目的及び個人情報の管理について責任を有する者の氏名または名称等、共同利用に関する所定の事項については、CCCホームページ内の「T会員規約」のページ、またはTサイトにて公表いたします。 (1)スルガ銀行株式会社 (2)ポケットカード株式会社 (3)ニッセン・ジー・イー・クレジット株式会社 上記記載されている銀行及びカード会社と個人情報を共有するそうです。 解説サイトにはこう記述されています。 T会員規約4条6項に記載の「共同利用」は、提携カード等の発行・管理、また決済などに伴うポイント付与等の目的の範囲で、必要な個人情報を当社へ共同利用していただいている先を記載しております。こちらの条文は、対象となる提携カードをお持ちのT会員のみが対象となります。 この共同利用の範囲を超えて、当社が他の提携先等に当該個人情報を第三者提供することはありません。

総評

今回の改訂は個人情報の取り扱いによるものが大きく変更される形になっていると思います。 個人の買い物データや電子マネーの利用状況等々第三者にも提供する場合があるということなのでそれに納得できない人は11月までにT会員を解約したほうがいいかもですね。 誕生日になるとTカードの提携先(?)から美容関係び割引券が入った封筒が届いたり、成人式前だと着物関連の封筒が送られていますので、そういったものがさらに来るかもしれないと思ったほうがいいのかもしれませんね。
(提供しないにチェックつければいいだけの話かもしれませんが……)

参考

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