2015年7月1日午前9時頃に3年ぶりのうるう秒が実施されます。
うるう秒とは
現行の協定世界時?(UTC) において、世界時のUT1との差を調整するために追加もしくは削除される秒である。(Wikipediaより)
どういったことになるのか
1秒を追加することにより、23時59分60秒という存在しない時刻が表示される。(UTCの場合)
日本の場合は9時間ずれるため、8時59分60秒となる。
7月1日は水曜日であるため、ど平日に実施される。(平日でうるう秒が実施されるのは18年ぶり)
懸念されること
例えばOS側ではうるう秒に対応しているがデータベースではうるう秒に対応していない場合はデータベースにデータが挿入できない場合があります。
(Postgresは8時59分60秒⇒9時00分00秒として取得、Oracleの場合はエラー等)
参考:Oracle製品(DB、WLS、BI)のうるう秒に対する対応について(NTTデータ)
また、前回発生した2012年のうるう秒実行時にはサーバのシステムにて異常が発生したり高負荷になったりとするものもあったようです。
IT関連(特にサーバまわり担当やシステム開発者)にとってはイレギュラーなら値の挿入はやめてほしいですね…。
今回は平日で発生するため1秒が重要な株や為替等を行っている人は懸念されているかと思います。
確認方法
時報サービスを利用
- 通常電話の場合
- 8時59分57秒~60秒で予報音を鳴らし9時00分00秒で時報音が鳴る。
- 光電話の場合
- 8時59分60秒と9時00分00秒で時報音が鳴る。
参考:時報サービス「117」の「うるう秒」調整の実施について
↑2009年1月1日のものです。(光電話)
NICTに行く
NICT(情報通信研究機構)では**時**分60秒と表示される時計が存在します。
東京だと小金井市とかにあるようです。
そこで見に行くのもありです。
↑こんな感じなのが見れるかもです。
うるう年みたいに4年に1度の間隔ではなく、いつ実施されるのかわからないうるう秒。
60秒という存在しない時の流れを感じてみてはいかがでしょうか。