雑感

モバイルICOCAを使ってみた

2023年3月26日

3/22にリリースされたモバイルICOCAを使ってみました。

JR東日本で発行しているIC乗車券(Suica)のモバイル版がリリースされてから約17年、やっとJR西日本で発行しているIC乗車券(ICOCA)のモバイル版が2023年3月22日にリリースされました。

やっときたか・・・!ということで早速インストールしてみました。

いくつか難所があったのでそれらを含めて記載していきます。

注意事項

利用するにあたりいくつか条件・注意事項があったのでまとめました。

機種の制約がある

利用できるのが下記端末になります
・Android 10かつおサイフケータイに対応しているもの
・iOS 16.0 以降がインストールされたiPhone 8 以降
・watchOS 8.7.1 以降がインストールされたApple Watch Series 3 以降


iPhoneは今後実装予定とのこと。
iPhoneは2023/6/27に対応しました。iPhoneのほうがICカードの移行ができたりなど機能豊富ですね。

Android 10 かつおサイフケータイに対応していればいけるのかなと思ったのですが、対応機種にないものは利用できない場合があるようです。
対応機種みてると2年くらい前に発売された国内で発売された機種ばかりなので注意ですね。

対応機種にはGalaxy S22があるんですが、香港版はおサイフケータイ非対応なので使えないんだろうなぁ。

WESTERの会員登録が必要

モバイルICOCAを利用するにはJR西日本のWESTER会員になる必要があるようです。

クレジットカードが必要

モバイルICOCAを利用するには本人認証サービス(3Dセキュア認証)に対応したご本人名義のクレジットカードが必要です。
本人認証サービスの設定方法は各クレジットカード会社によって異なるため、あらかじめ設定する必要があります。

定期券購入するのにもクレジットカードでしか購入できないようです。

これじゃICOCAじゃなく、スマートICOCAですね。

もちろんクレジットカード必須なので高校生以下でモバイルICOCAを利用することはできません。
(高校生だと通学定期券ももちろん使えないようです。)

モバイルICOCAでは、高校生用の通学定期券はご購入いただけません。
高等専門学校については4年次よりご購入いただけます。

モバイルICOCAで高校生用の通学定期券は購入できますか。

初回チャージ必須

モバイルICOCAを登録するにはクレジットカードが必要なのですが、登録したクレジットカードで1,000円以上のチャージが必要となります。
とりあえず作るだけ作ってみよ…というのはできなさそうです。

ICOCAからモバイルICOCAへの移行はできない

お問い合わせに記載されている通り、ICOCAをモバイルICOCA移すことができないようです。
ICOCAでチャージしているものは使い切る。ICOCA定期券は定期の有効期限まで使ってからモバイルICOCAで新規登録が必要のようです。

私鉄のみの定期券利用はできない

ICOCAはJR西日本発行なのでわかりますが…JR西日本と私鉄の連絡定期なら設定できるようだが、私鉄のみは利用できないようです。
定期券利用者でよくある京都⇔大阪,大阪⇔三ノ宮の分割定期はできるんですかね。

事前準備

モバイルICOCAを使うにはあらかじめWESTER会員になる必要があるので、WESTER会員サポートよりあらかじめ会員登録を行います。

アプリインストールまで

まずは公式HPからアプリをダウンロード・・・したいがどこにあるのがわからん。

トップページから少しスクロールすると「新しくICOCAを発行する」ボタンがあったので、そこからこGoogle Playのサイトにいけるリンクがありました。

左にある「新しくICOCAを発行する」から遷移
新しくICOCAを発行する画面で少しスクロールするとGoogle Playへ遷移できます

少し行くまでがわかりにくいですね。

モバイルICOCAに対応している端末は現時点でAndroidしかなく、Androidでも新しめの機種かつおサイフケータイに対応しているものとなるため、使える人は結構限られそう。

アプリインストール後 初期設定

早速アプリを起動
カモノハシのイコちゃんが表示されます。

ICOCAアプリの利用選択画面が表示されます。
はじめてのICOCAアプリなので「新しいICOCA/定期券を作る」を選択

ICOCAアプリでできることが表示されます

会員登録・ログインが表示されます。
ログインや会員登録はブラウザにて行うようです。

ブラウザが立ち上がるので、ログインすると会員規約の同意

同意するとICOCAの登録画面に遷移します。
定期券にするかチャージ型式で発行するのか選びます。
今回は入金(チャージ)を選択

利用するには本人認証サービス(3Dセキュア認証)に対応したご本人名義のクレジットカードが必須のようです。(18歳未満の人使えないやん…)

次に進むとクレジットカードの登録を行います。

登録を行うとチャージ画面へ遷移します。1000円以上チャージをしないといけないようです。

今回は3000円分チャージしました。

ここまできてやっと会員登録が完了となります。

ホーム画面を表示するとチャージ残高や利用履歴が表示されます。
IC乗車券だとチャージ額の確認が改札機か券売機など特定の場所でしか確認できなかったのが
公式アプリですぐに見えるようになるのはいいですね。

使ってみた感想

改札は問題なく快適に利用できる

JR西日本で利用できるのは当然だと思いますので大阪メトロと京阪電鉄で利用してきましたが問題なく利用できました。
Felicaなのでタッチ時間が短く、すぐに改札を通せるのはいいですね。
Felicaの使用電力はかなり低いので、スマホバッテリーがない状態でも利用できる場合があるのもいいところです。(電池残量が完全になくなると使えなくなりますが…)

通信時間が長い

ホーム画面の表示や利用履歴表示はAPI通信を行うからなのか、画面切り替えがもっさりした感じ。
もう少し早くならないのかな。

生体認証ログイン設定ができる

アプリ起動時にAndroidにあらかじめ登録した指紋認証などを用いたセキュリティ設定を行うのはいいですね。
それなりに使えるような気がする。

利用履歴はアプリとWEBどちらでも確認可能

利用箇所・区間は4文字しか表示されない模様。
もう少し表示してほしいなぁ・・・と思ったのですが、WESTERだともう少し詳細にみることができました。

大阪メトロは大地でした。PiTaPaも同じなので2文字登録なのかな。
あと、PiTaPaみたいに何時に改札通過したのか出てくれるといいですね。

ICOCAはJR西日本発行なのでわかりますが…JR西日本と私鉄の連絡定期なら設定できるようだが、私鉄のみは利用できない模様。

特殊定期は利用可能?っぽい

定期券利用者でよくある京都⇔大阪,大阪⇔三ノ宮の分割定期ですが、モバイルICOCAでも利用できるっぽい。

総評

待ちに待った関西圏でのモバイルIC乗車券で、チャージタイプだとアプリですぐにチャージができるので通常のICOCAよりも便利ですね。
ただ、クレジットカード必須なのでICOCAというよりもスマートICOCAのモバイル版というイメージでした。

通常利用としては申し分ないと思います。

あとはICOCAでサービスされている私鉄のポイント制度がモバイルICOCAでも使えるかどうか試していきたいですね。

個人的には関西私鉄をメインに乗っているのでPiTaPaのモバイル版が出てくれるといいなぁ。。。チャージめんどいですし、PiTaPaですと大阪メトロ1割引きで乗れますし。

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