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ドコモが機種変更の事務手数料を値上げへ。長期ユーザー冷遇とキャリア料金比較

2012年11月10日

昔(mova時代)は、機種変更をするたびに事務手数料が発生していました。
それがFOMAになり、ICチップ(SIMカード)を差し替えるだけで移行できるようになってからは、機種変更時の事務手数料はかからなくなりました。

ところが、今年の12月から再び機種変更に事務手数料がかかるようになるそうです。

FOMAからFOMA、あるいはXiからXiへの機種変更で、単にSIMカードを移し替えるだけにもかかわらず「2,100円」の事務手数料が発生。さらに、FOMAからXiへの機種変更(契約変更)にかかる手数料も、従来の2,100円から「3,150円」へと値上げされます。
(※ドコモオンラインショップで端末を購入する場合のみ、事務手数料は免除されるとのこと)

ただでさえ機種変更の端末代金は新規契約やMNPより高額なのに、さらに既存ユーザーから搾取するのですかドコモさん……。

疑問:FOMA→Xiの変更は合計5,250円取られるの?

ここで一つ、大きな疑問が浮かびました。
「FOMAからXiに機種変更する場合、SIMカード発行手数料(2,100円)+ 新しい事務手数料(3,150円)で、合計5,250円も取られるのではないか?」

ドコモのホームページを見ても詳細が分からなかったため、直接ドコモのサポートセンターへ問い合わせてみました。

ドコモからの回答メール(抜粋)

機種の購入を伴う契約変更(FOMAからXiなど)や機種変更などを同時に行う場合などは、SIMカードの形状が異なるお手続きでもカード発行手数料はかかりませんので、ご安心ください。

なお、契約変更(FOMAからXiなど)や機種変更の事務手数料はかかります。
※FOMAからXiへの契約変更の場合、事務手数料は税込3,150円となります。

どうやら、FOMAからXiに変える場合は「3,150円」だけで済むようです。ひとまず安心しました。
しかし、この重要なお知らせはトップページの新着情報には記載されておらず、「ドコモからのお知らせ」カテゴリの中にひっそりと掲載されていました。そりゃ見逃しますよね……。

大手3キャリアの事務手数料 比較表(2012年12月以降)

今回の値上げで、ドコモが他キャリア(au、SoftBank)と足並みを揃えた形になったとも捉えられます。現状の手数料を比較表にまとめました。

手続き内容docomoauSoftBank
新規契約3,150円3,150円3,150円
機種変更(3G ⇔ LTE)3,150円 ※13,150円3,150円
機種変更(3G ⇒ 3G)2,100円 ※2無料無料
機種変更(LTE ⇒ LTE)2,100円 ※2無料2,100円
SIMカード再発行2,100円 ※32,100円1,995円
MNP転出手数料2,100円2,100円2,100円

※1:11月までは2,100円
※2:11月までは無料
※3:11月までは3,150円

加速するドコモ離れと「釣った魚に餌をやらない」実態

手数料の値上げだけではありません。
「ケータイ補償 お届けサービス」の値上げ、2年継続時の付与ポイント減額、そして極めつけは「eビリング(Web明細)」の割引額の大幅減額(1請求あたり105円割引 → 1回線あたり21円割引へ改悪)です。
※クレジットカード払いの場合、強制的にeビリングへ移行されます。紙媒体の請求書の方が管理しやすくて好きなのは私だけでしょうか?

結論を言うと、「長く使って機種変更するより、MNP(他社乗り換え)をした方が圧倒的にお得」という現状のシステムがおかしいのです。不思議なことに、1台を長く使うより2台持ちにした方が安く抑えられることすらあります。

私自身、ドコモと契約して8年になりますが、親や兄弟もすでにauへ乗り換えましたし「もう潮時かなぁ」と思ったりもしています。

独自計算:今回の値上げでドコモはどれだけ儲かるのか?

ドコモの四半期純利益は1,619億円以上(平成25年3月期 第1四半期決算短信より)と絶好調です。この決算資料の機種変更台数をもとに、今回の手数料改定による収益増を単純計算してみました。

  • ③FOMA→FOMA(282.6万台) + ④Xi→Xi(4.8万台)
  • (2,826,000 + 48,000) × 2,100円 = 約60.3億円
  • ①FOMA→Xi(68.6万台) + ②Xi→FOMA(0.4万台) ※1,050円の値上げ分
  • (686,000 + 4,000) × 1,050円 = 約7.2億円

オンラインショップ経由の無料分があるため丸々この金額にはなりませんが、単純計算で約67億円もの増収見込みとなります。
現状で十分黒字なのに、さらに利益を積み上げるための値上げと言わざるを得ません。

どのキャリアにも言えることですが、長年支えてきたお得意様(長期ユーザー)に対して冷たすぎます。他社の顧客を奪い合う「MNP祭り」は、一体いつまで続くのでしょうか。

参考資料:[平成25年3月期 第1四半期決算短信(NTTドコモ)]

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