本日(2012年9月5日 11:00)、予定通り「大阪880万人訓練(大阪府内全域の避難訓練)」が実施されました。
訓練の概要や事前の注意喚起については、前回の記事をご覧ください。
参考:【注意喚起】9月5日は「大阪880万人訓練」!マナーモードでも携帯が鳴るので設定確認を
「府内一斉に携帯が鳴り響く!」と予告されていましたが、実際に11時を迎えてみると、想定外のトラブルや端末ごとの挙動の違いが浮き彫りになりました。
直後の社内調査や周辺の状況確認で判明した、リアルな実態をレポートします。
1. エリアメール(緊急速報)の受信状況における格差
周囲の状況や社内での聞き取り調査の結果、「全員の携帯が同時に鳴ったわけではない」ということが分かりました。
キャリア(通信会社)や端末によって、対応に大きなバラつきがあったようです。
- docomoユーザー
- ほぼ全員の端末に正常にエリアメールが配信され、訓練用の警告音が鳴り響きました。
- au / SoftBankユーザー
- 社内調査では、届かなかった人の方が圧倒的に多かったです。
- iPhoneユーザー
- 非対応だったのか、設定の問題か、ほとんど鳴っていませんでした(当時のiPhoneは緊急速報への対応がキャリアによって不完全だった背景があります)。
- 古いガラケー(F-01Aなど)
- マナーモードの設定等の影響か、大音量ではなく「バイブレーションのみ」で動作した端末も確認できました。
「自分の携帯だけ鳴らなかった」と不安に思った方も多いかもしれませんが、端末や通信キャリアの仕様による影響が大きかったようです。
2. 大阪府の公式ホームページがサーバーダウン
もう一つの大きなトラブルが、大阪府公式ホームページへのアクセス集中によるサーバーダウンです。
エリアメールを受信した人や、訓練の詳細を知りたい府民が一斉にアクセスした結果、サーバーが処理しきれずに閲覧不能状態に陥りました。
(ちなみに、大阪市のホームページは無事で、通常通りアクセス可能でした。)
アクセス障害のタイムライン
- 11:19 現在:
- 大阪府のHPが完全にダウンし、表示不可に。
- 13:30 現在:
- 依然として大阪府HPは表示されず。復旧の兆しなし。
- 14:00 現在:
- ようやく繋がり始めるものの、表示までに異常に時間がかかる。最後までページを読み込めない状態が続く。
まとめ:実際の災害への大きな教訓
今回の「880万人訓練」は、単なる避難行動の確認だけでなく、「実際の災害時に情報インフラがどうなるか」という非常にリアルな教訓を残してくれました。
- 緊急速報メールは100%確実に届くわけではない。
- 有事の際、自治体の公式HPはアクセス集中で使い物にならなくなる可能性が高い。
これらを踏まえ、日頃から「複数の情報収集手段(ラジオやTwitterなど)を持っておくこと」の重要性を痛感した1日でした。
また新たな情報や、行政側からの公式な総括があれば追記したいと思います。