Vine Linux 5環境にて、グラフィックボード(ビデオカード)を新しいものに交換したところ、GUI(デスクトップ画面)が表示されなくなるトラブルが発生しました。
起動時にXserverがエラーを吐き出し、何度「YES(再試行)」を選択しても状況が変わらない……という無限ループ状態。
今回は、この「X Window Systemが起動しない問題」を、コマンドラインから設定ファイルを再生成して解決する方法をメモしておきます。
原因:xorg.confの設定不一致
原因はシンプルで、グラフィックボードが変わったにもかかわらず、OS側(Xserver)の設定ファイルである xorg.conf が古いハードウェア情報のままだからです。
これを解消するには、現在のハードウェア構成に合わせて設定ファイルを作り直す必要があります。
対処手順:Xorg設定ファイルの再生成
GUIが立ち上がらないため、黒い画面(コンソール/CUI)での操作になります。
root権限でログインし、以下の手順を実行してください。
1. 新しい設定ファイルの自動生成
まず、以下のコマンドを入力して、現在のハードウェア構成に基づいた新しい設定ファイルを生成します。
# Xorg -configureこれが成功すると、rootディレクトリ直下に xorg.conf.new というファイルが生成されます。
2. 設定ファイルの配置とバックアップ
生成されたファイルを /etc/X11/ ディレクトリに適用します。 念のため、古い設定ファイルは消さずにリネームしてバックアップを取っておきましょう。
# 設定ファイルがあるディレクトリへ移動
cd /etc/X11/
# 既存のファイルをバックアップ(リネーム)
mv xorg.conf xorg.conf.bak
# 新しく生成したファイルをコピーして適用
cp -p /root/xorg.conf.new /etc/X11/xorg.conf3. GUIの起動確認
ファイルの配置が完了したら、以下のコマンドでX Window Systemを起動します。
startxこれで無事にGUI(デスクトップ画面)が表示されれば作業完了です。
まとめ
今回の解決策は、実は公式のFAQにも掲載されていました。
参考:Vine Linux 5 FAQグラフィックボードを変更したらXが起動しなくなった
「FAQなんて見なくてもなんとかなる」と思っていると、意外とハマって時間を浪費してしまいますね(自戒)。 ハードウェア変更時に画面が映らなくなった場合は、焦らず Xorg -configure を試してみてください。