サーバ再起動時にnfsを自動接続する設定を行うためのメモ
fstabの設定
「/etc/fstab」を開き、接続先サーバとマウント先を指定する。
【nfs接続】 【マウントポイント】 【ファイルシステム】 【オプション】 【dumpオプション】 【fcskオプション】で設定します。
/dev/mapper/vg_****-lv_root / ext4 defaults 1 1
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# 【nfs接続】 【マウントポイント】 【ファイルシステム】 【オプション】 【dumpオプション】 【fcskオプション】
例)
192.168.1.***:/nfs/strage /mnt/strage nfs defaults 0 0
# ↑は↓と同じ
192.168.1.***:/nfs/strage /mnt/strage nfs async,auto,dev,exec,nouser,rw,suid 0 0
【オプション】のdefaultsは以下のオプションとして解釈される。
defaultsを選ぶと下記のオプションが指定されたものと同じになります。
- async…入出力処理を非同期で行う
- auto…mount -a 実行時にマウント
- dev…ファイルシステム上のデバイスを利用
- exec…バイナリ実行許可
- nouser…一般ユーザのマウント禁止
- rw…読み書き許可でマウント
- suid…suid、sgidビットの有効
同期処理がしたいならsyncにしたり、アクセスする度にinodeを更新したい場合はatimeを指定したり利用したいパターンに応じて変更しましょう。
【dump】オプション
dumpコマンドでファイルシステム単位でバックアップする際、対象とするかどうかの設定です。
- 0…何もしない。
- 1…dump(バックアップ)対象とする。
【fsck】オプション
fsck(ファイルシステム チェックコマンド)の実行順序を指定同じ数値がある場合は並列で実行するみたいです。
- 0…何もしない。
- 1~実行する。
/etc/fstabを修正後mount -aコマンドにて実際にマウントできるか確認します。
fstabの設定に誤りがある状態で再起動すると最悪カーネルパニックが発生する場合があるので注意
chkconfigの設定
nfsの場合、fstabで設定しても再起動時に自動的マウントされない場合があります。
chkconfigでnetfsを自動起動に指定するとサーバ起動時にマウントされるようになります。
# chkconfig --list |grep netfs
netfs 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
# chkconfig netfs on
# chkconfig --list |grep netfs
netfs 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
これらを設定後、サーバを再起動しnfsが自動にマウントされていれば設定完了です。