2023/12/17 追記
下記記事は購入時に記載しております。
現在書き込みができずエラー多発したため一時的に使用するのをやめてます。
半導体不足といわれるなか、M.2 SSDで安くなっているPCIe Gen 4のMonster Storageを購入しました。
購入先
Amazonのセールでヒートシンク付きが13,980円で売られていました。
ヒートシンクなしだと大体12,000円台で売られ、安い時は8,000円台で売られているようです。
※Amazonのレビューを見るにヒートシンクありとなしで中身が違うようなので注意
(ヒートシンクなしは最新のYMTC232搭載でDRAMなし、ヒートシンクありはYMTC128のDRAMありとのこと)
DRAMについては「 SSDのDRAMキャッシュは何の為?トランセンドジャパン公式 」参照
PCIe Gen 4のSSDがこんなに安くなっているのは驚きでした。
AmazonではPCIe Gen 3のMonster Strageも売っているので、購入したいものがあっているの注意が必要です。
↓はPCIe Gen3のMonster Strage(2TB)
MonsterStrage とは
Monster Strageとは「株式会社Taurus」が2023年2月に自社ブランドとして展開しています。
「株式会社Taurus」は2023年1月にHiksemi 日本国内独占販売開始し、HPも2023年6月1日にOpenを結構新しい。
(「.co.jp」ドメインでサイトOpenしてるので信頼度は通常ドメインよりありますね。)
中身は中華製品だと思われますが。
安い理由
類似性能だと「Samsung 990 PRO 2TB PCIe Gen 4.0 x4」やですがこちらは5月で2,7000円に落ちたものの、それまでは4万円近い値段になってました。
2021年に発売した「Samsung 980 PRO 2TB」でも現在2万円ちょっとですからそれよりも安いです。
中華製品だから安かろう悪かろうというわけではなく、2022年11月に世界で初めて200層のNANDを商品化したYMTCチップを採用したり高性能なものを使われているようです。
※ヒートシンクなしで購入した場合。ヒートシンク有で購入した場合は従来のNANDチップを利用しているようです。
世界で初めて232層NANDを商品化したのは、中国のYMTCだった
半導体不足と言われているのにも関わらず安く売られてるのにはアメリカが2022年10月に対中半導体輸出規制を強め、12月にはYMTCも輸入禁止リストに入ったようです。
中国YMTCなど30社超を禁輸リスト 米商務省が発表
上記に踏まえ、他の半導体が不足している影響でSSDだけ余っている(過供給)もあり、急激に価格が落ちているという見方が強いです。
箱・外観
外箱
箱の外観はシンプルにMONSTER STRAGEと記載されており、最大読み込み速度が7400MB/秒、最大書き込み速度が6700MB/秒と記載されていました。
Amazonで記載されているのはヒートシンクなしだと最大読み込み速度が7,400MB/s、最大書き込み速度が6,600MB/s
ヒートシンクありだと最大読み込み速度が7,000MB/秒、最大書き込み速度が6,000MB/秒と違いがありました。
どれが正しいのでしょうか?
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中身
中身を取り出すと、本体のみで、説明書やネジ等は入っていませんでした。
表側はアルミのヒートシンクが取り付けられており、裏面では型番とシリアル番号が記載されていました。
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重さは約39グラムとヒートシンクがついている分重たいです。
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取り付け
H570 Phantom Gaming 4は1スロット分Hyper M.2(PCIe Gen4対応)M.2 SSDスロットがあるので、そこに取り付けしました。
H570 Phantom Gaming 4はIntel 第10世代のCPUだとPCIe Gen4に対応していないようですが、私が所持しているCPUはIntel Core i7 11700Fだったので問題ありませんでした。
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ヒートシンクがついているのでドライバーで外し、なかにあるINTEL SSDPEKNU010TZと交換しました。
INTEL SSDPEKNU010TZは軽いせいかネジを外すと起き上がってきましたが、MONSTER STRAGEは起き上がってきませんでした。
マザーボードに付属しているヒートシンクは取り付けれなかったので外したままドライバーで固定しました。
INTEL SSDPEKNU010TZはM2_3に取り付けしました。
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認識
マザボで確認するとINTEL SSDPEKNU010TZもMonster Storageともに認識しました。
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マザーボード側で認識したので、Windowsで認識するように設定
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Crystal DiskInfoで確認時
対応機能は「S.M.A.R.T., TRIM, VolatileWriteCache」でした。
ちゃんと転送対応モードもPCIe 4.0 x4と記載されていますね。
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検証
速度
Crystal DiskMarkで速度検証をしました。
1GiBと64GiBを複数回実行しましたが、どれも同じような結果でした。
最大速度に到達しませんでしたが、どれも近い数字出てますね。
RND4K Q32 T16はCPU100%になりましたし、これ以上のスコアを目指そうとするとCPU交換しないといけなさそうです。
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比較としてIntel製品のCrystal DiskMarkも貼り付けておきます。
RND4K Q32 T16とSEQ128K Q32T1の速度差がかなり違いますが、概ね2倍くらいの性能差ですね。
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温度
ヒートシンクついているとはいえ、DiskMarkを何度か実行すると60度を超えていき、何度も実行すると最大69度までいきました。
短時間で数TBも読み書きすることはほぼないと思いますので、通常利用する際はあまり問題はなさそうです。
ただ、負荷があまりない状態で48~50度と高めなので気になる方はヒートシンクを別に購入したほうがいいかもです。
※Monster Strageの公式サイトによると、動作温度が0℃~70℃です。
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その他
このSSD、アクセス用のLEDが備わっており、緑色で光ります。
気になる方は購入時気を付けてください。
総評
爆速タイプのSSDを購入したのが初めてですが、通常使いとしてはあまり変わらなさそうで、これ以上速度を求めるとCPUがボトルネックになりそうと思いました。
TLCなので、MLBと比べると寿命が短いですが、ヒートシンクありだと1000TBW、ヒートシンクなしだと3000TBWなので十分かなと思います。
限界まで使うこともあんまなさそうですし。
※TBWは記載されていないので、類似製品で予想してます。
耐久性は不明ですが、物価高の昨今ですが、安いうちに買っといてもいいかもしれないです。