- 意見募集対象:「新たな高速道路料金(案)」等
- 意見募集期間:平成26年2月14日~2月27日
- 意見方法:ホームページまたは郵送にて
- 書式:ここからダウンロード
- 郵送先:〒105-0003 東京都港区西新橋2-8-6(住友不動産日比谷ビル)
- 宛名:独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構 企画部企画課 意見募集担当宛
(郵送の場合27日必着なのでホームページ送付が無難だと思います。) 内容は前回投稿した国土交通省の基本方針とほぼ変わらないです。
1.料金水準について
ETC利用している方は複雑な料金パターンから3パターンに統一 この料金設定は当面10年の予定だそうです。- 一部区間のkmあたりの料金見直し(詳細)
- 本四国道路:28.08円/㎞⇒24.6円/㎞
- 広島岩国道路:34.0円/㎞⇒24.6円/㎞
- 阪和道(海南~有田):39.36/㎞⇒24.6円/㎞
- 中央道(恵那山トンネル):39.36/㎞⇒24.6円/㎞
- 東海北陸道(飛騨トンネル):39.36/㎞⇒24.6円/㎞
- 関越道(関越 トンネル):39.36/㎞⇒24.6円/㎞
- 関門橋:64.0/㎞⇒24.6円/㎞
- アクアライン:179.28/㎞⇒108.1円/㎞
- 本四高速(海峡部):252.72/㎞⇒108.1円/㎞
- 本四高速(明石海峡):404.35/㎞⇒108.1円/㎞
2.料金割引について
国土交通省で掲載された情報とほぼ一緒です。通勤割引が廃止となり平日朝夕割引が追加されます 以下詳細(廃止は赤色、変更等はオレンジで色分けしています。)
全て普通車の為中型・大型は違う場合があります。
- 終日
- 平日(祝日を除く月曜日~金曜日)
- 土日祝
- 休日特別割引
- 大阪・東京近郊以外
- 2014年6月まで:5割引⇒5割引(現行維持)
- 2014年7月以降:5割引⇒3割引(2割減)
- 大阪・東京近郊
- 3割引または5割引⇒廃止
(但し、深夜割引の時間は有効)
- 3割引または5割引⇒廃止
- 大阪・東京近郊以外
- 休日特別割引
- その他
- マイレージ割引
- 最大13.8%⇒最大9.1%(4.7%増)
マイレージ割引は現行1000ポイントで8000円分還元なので最大13.793…%割引で表示(1ポイント50円で計算)
- 最大13.8%⇒最大9.1%(4.7%増)
- 大口・多頻度割引
- 最大40%⇒最大50%(10%増)
(※2015年3月まで )
- 最大40%⇒最大50%(10%増)
- マイレージ割引
平日朝夕割引の新設
通勤割引が廃止になる代わりに平日朝夕割引が新設が新設されました。- 割引条件
- 地方部の高速(100km未満)であること。
- 平日の朝夕(6時~9時、17時~20時)の時間帯に料金所を通過すること。
- 月単位で5回以上使用すること(ひと月で5回以上利用)
- 朝夕それぞれ最初の1回だけ割引となる
- 割引額
- 5回~9回…3割引
- 10回以上…5割引
- 割引方法
- 割引対象の利用額から割引額を計算し、割引額は後で還元する(ETCゲートに表示される料金は割引前の料金となる)
マイレージ割引
ETCマイレージサービスを利用することによって、ETCを使って高速利用でポイントを貯めることができますが、その貯める方法を変更するみたいです。- ポイント加算率
- 高速道路
- 50円で1ポイント⇒10円で1ポイント
- 一般有料道路
- 100円で1ポイント⇒10円で1ポイント
- 高速道路
- ポイント交換
- 最高1000ポイント【利用額5万円】で8000円分(割引率13.8%)⇒5000ポイント【利用額5万円】で5000円分(割引率9.1%)
-
利用額 還元額(旧) 還元額(新) 5千円 200円 廃止 1万円 500円 500円 3万円 2500円 2500円 5万円 8000円 5000円
- 失効条件
- なし⇒翌年度末まで
利用額5万円以外は5千円の還元がなくなったぐらいで後は同額の還元額です。 今までは50円1ポイントだったのが10円1ポイントになるので、ポイントとしては貯まりやすくなります。
有料道路も10円1ポイントになるので有料ばっかりの人は待遇がよくなっています。 今まではポイント失効はなかったのですが、4月から翌年度の3月までと期限を設けられるようになります。
年度単位での有効期限になるので最短1年以内に1万円以上利用しないと還元できません。 自分から還元申請しないと還元してくれないので、3月になったらサイトを見るという癖づけが必要ですね。
大口・多頻度割引
ETCコーポレートカード利用者に限り一定条件以上利用すると高速道路料金が割引されます。1.車両単位割引の割引率
自動車1台1ヶ月の利用額に応じて割引になります。 以下料金に応じた割引率(()内は平成27年3月まで)- 5千円以上1万円未満
- ⇒1割引(2割引)
- 1万円以上3万円未満
- ⇒2割引(3割引)
- 3万円以上
- ⇒3割引(4割引)
2.契約単位割引
1ヶ月の利用額500万かつ1台あたりの1ヶ月平均利用額が3万円以上の場合1割引になります。今回の発表で特に問題がなければ4月から上記の設定で運営されると思われます。 高速料金の割引率が一緒でも4月から消費税分高速料金は上がりますので、なんで上がってるんだ!とは思ってNEXCOに電話しないように……。 今回はNEXCO管轄の道路について個人利用で影響しそうなものをピックアップしました。 上記サイトはほかにも本四国道路・首都高速・阪神高速についても記載しておりましたのでその区間をよく利用する方は目を通すことをお勧めします。
いやはや1000円定額が懐かしい……
参考 ・NEXCO中日本:「新たな高速道路料金(案)」について ・NEXCO西日本:ETC・割引情報