郵便局には手紙を新住所へ転送するサービスがあります。
転送を申し込む場合、郵便局から転居届のはがきをもらうか
e転居というインターネットで申し込むことができます。
条件(サービス内容)
- 転送期間は1年間(1年後の再度申請可)
- 書留の場合も転送される
- 但し、転送不要の手紙は送り主に返送される
- ゆうパックも転送される
- 郵便局以外のものは転送されない。(クロネコメールやゆうパック以外の宅配便等)
申し込み方法及び必要なもの
以下の3つの方法で申し込むことができるようです。
窓口で申し込む
窓口に行くと、転居届の用紙をもらいますので、それに沿って記入します。
上記のような用紙がもらえると思います。
NHKの住所変更届と一緒になった用紙もあります。不要な場合はそのように伝えましょう。
必要なもの
インターネットで申し込む
e転居で申し込むことができます。
必要なもの
- メールアドレス、電話をかけることのできる携帯電話(スマホ含む)が必要
- メールアドレスは申し込み専用URLを送付してもらうために必要
- 携帯電話は申し込みの際に電話をかけ、本人確認(自動音声)があります。
ポストに投函で申し込む
窓口で転居届の用紙をもらい、必要事項に記入しポストに投函します。
用紙は窓口でもらうのと同様のものです。
必要なもの
- 特になし(旧住所に確認用の手紙が送付されるようです。)
申し込み後(転送期間中)
窓口やポスト投函した場合はお客様控(記入要領)に転居届受付番号が記載されていますので、
e転居受付番号にて確認ができます。
e転居にて申し込んだ方は転居受付番号が記載されたメールが送付されます。
受付が完了すると下記画面が表示されます。(申し込み後半年後まで見れるそうです)
また、旧住所で送られた手紙は新住所のシールを上に貼られ、送付されてきます。
これで転居届の申し込みは終了です。
転送期間後
郵便局の転送期間は1年です。
もし、転送期間が過ぎたらどうなるでしょうか?
旧住所に送付されるようになると私は思っていましたが違うようです。
転送期間が過ぎると受取人不明で返送される
上記のように旧住所に手紙を送っても転送期間は過ぎているので差し出し元に返送されます。
ただの引っ越しなら他人に手紙を読まれないという利点でありがたいのですが、例えば
旧住所が実家で新住所に転送をしてしまった場合、年賀状や同窓会の手紙・ベネッセのお詫びに関する手紙等送付先がたとえ実家であろうが表札に名前がかかげられてようが郵便局側で止められ、差し出し元に返送されます。
転送届にキャンセル、解除というものは存在しない
実家に戻るようになった場合や単身赴任が終わり旧住所に戻りたい等の理由で転送届をやめたい場合があると思いますが、制度上転送届のキャンセル及び解除というものはないようです。
しかし、制度上はできなくても事実上は解除することができます。
解除はないが上書きによって事実上解除する
転送届に解除はないですが、再度新住所⇒旧住所へ転送届を出すことによって上書きをすることが可能のようです。
これで実家に戻った場合や単身赴任から戻った場合でも旧住所に手紙が届くようになります。
が、新住所にも旧住所にも手紙を届けてほしい場合、通常の書き方では両住所に手紙が届くことができません。
その場合は転送届の用紙に旧住所を記述せずに送付すれば新住所及び旧住所にも手紙を届くようになるようです。
ポスト投函で行う場合、新住所記載漏れと判断されないように転居者氏名の余白に転居理由(実家に転送したい為等)記述したほうがいいと思います。
私の場合は窓口で行ったので、転居理由は記述しませんでした。(郵便局の方が転送理由を記述してくださりました。)
正しく転送されるか不安でしたら窓口で行ったほうが確実だと思います。
これで毎年実家から新住所に転送を申し込むというめんどくさいことをしなくてもよくなります。(実家に手紙を取りにいかないといけませんが…)
(上記方法はポスト投函及び窓口で行った場合ですので
e転居でできるかどうかは不明です。)
郵便局の転送制度は知っている方も多いと思いますが、転送期間後の処理については知らない人は多いのではないでしょうか。
数年前に転送届を出したが、実家宛の手紙が1通も届いていない!という方は一度転送届を出してみてはいかがでしょうか。