関西電力は約1年半前に値上げした電気代を再び値上げするかもしれません。
概要
大飯原発2つ、高浜原発2つが現在稼働停止の状態になっており、それを補うために他の発電(主に火力発電)を行っていますが、燃料費調達が現行の電気代では賄えていない為平成27年4月1日より値上げできるように国に申請したそうです。
関西電力の経常利益は平成23年度から25年度まで赤字だそうで、今年度の純資産は資本金(4900億円)を大きく割込み、1600億円と想定されているようです。
値上げ額
さて、気になる値上げ額ですが、ほとんどの家庭が該当する。
従量電灯Aの場合
- 15kWhまで(1契約あたり)
- 343.76円⇒381.02円(10.8%値上げ)
- 15kWh~120kWh(1kWhあたり)
- 20.84円⇒23.32円(11.9%値上げ)
- 120kWh~300kWh(1kWhあたり)
- 27.27円⇒29.75円(9.1%値上げ)
- 300kWh以上(1kWhあたり)
- 31.09円⇒33.57円(7.8%値上げ)
例)300kWhの電気を使用している場合、744円の値上げになるそうです。
となり、大体1割値上げのようです。
他の契約内容による料金変更はこちら
約2年前である平成25年の5月から電気代の値上げを行っているので今年4月から再度値上げするとなると、この2年間で2割ぐらい電気代が上がるということになります。
※申請段階の為 内容が変更される場合があります。
2015年6月より電気代値上げされました。※値上げ幅は変更となっています。詳細はこちら
原発
現在高浜原発(3号機・4号機)と大飯原発(3号機・4号機)が止まっており、高浜原発は11月から再稼働できるように申請しているところだそうです。
高浜原発の稼働について政府がパブリックコメントは募集しているようです。
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=198252317&Mode=0
↑2015年1月16日までとなり後1週間しかありませんので注意してください。
最後に
電気代の値上げは大変ですが、原発が止まっているからには仕方がないかもしれません。原油代も少しまで高かったですしね。
最近は原油代が安くなってきているので燃料調整費だけでも安くなってほしいものです。
原発は再稼働するのなら安全であることを最重要で確認した上で稼働してほしいと思います。
敦賀原発については2016年度を超えての運転延長は検討していないと日本原子力発電の社長が事実上廃炉になるような発言があったそうだけど費用や廃炉までの時間がどうなるんでしょうね。
掲載
以後メール文転載
このたび弊社は、原子力プラントの再稼動の遅延による火力燃料費等の
大幅な増加により、電源構成変分認可制度に基づく電気料金の値上げを
国へ申請いたしました。
平成25年5月の値上げに続き、さらなるご負担をお願いすることとなり、
誠に申し訳なく、深くお詫び申し上げます。
弊社は、今後も引き続き、徹底した経営効率化に取り組むとともに、
原子力プラントの再稼動に全力を尽くし、今回申請した電気料金の前提よりも
早期に再稼動した場合は、電気料金の引き下げを行いたいと考えております。
何とぞ、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
※実際の値上げ実施日・料金等は、今後、国の認可を受けて決定されます。
※値上げ実施日・料金等は、認可後改めてお知らせいたします。
http://www.kepco.co.jp/home/ryoukin/s-ryoukin/index.html?DAY=0105