Windows11でWSL(Windows Subsystem for Linux)をインストールするにはWindows10よりも簡単にできるとのことなので実際に試してみました。
Windows10でWSL(WSL2)をインストール方法はこちら
WSLインストール方法
[ウィンドウズ]+[x]またはメニューを右クリック押下でシステムメニューを呼び出し、Windows PowerShell(管理者)を呼び出します。
「wsl --install」を入力します。
Enter押下するとインストールが始まります。
指示通り再起動を実行すると、Windowsの更新・構成変更が始まります。
再起動後
再起動を行うと自動的にUbuntuが起動します。
あとはユーザ情報を作成すると利用することができます。
ディストリビューションを選んでインストールする場合
「wsl --install」で実行した場合、ディストリビューションはubuntu(Ubuntu 20.04 LTS (GNU/Linux 5.10.16.3-microsoft-standard-WSL2 x86_64))になるようです。
ubuntu以外のディストリビューションが良い場合は「wsl --install -d <Distribution Name>」でインストールします。
ディストリビューションをオンラインで確認する場合
どのディストリビューションが使えるのかは「wsl --list --online」で確認できます。
「*」で表示されているものは規定でインストールされるものになるようです。
管理者権限がない場合はインストールできない
通常のPowerShellで実行しても「要求された操作には管理者特権が必要です。」と表示されインストールできませんでした。
そのため、管理者権限でインストールする必要があるようです。
WSL1へのダウングレード方法
Windows11で「wsl --install」を行った場合はWSL2でインストールすることになります。
※「wsl -l -v」で確認できます。
WSL1を利用したい場合は「wsl --set-version <ディストリビューション> <WSLバージョン>」でWSLバージョンを変更することができます。
コマンドベースでWSLバージョンを変更できるので便利ですね。
Windows10よりもWSL導入がしやすくなった
コマンド1つでインストールできるようになったのでかなり使いやすくなりました。
ほかにも便利になっていくといいですね。